この記事はこんな人におすすめ!
💡ポートフォリオの作り方を知りたい人
💡実績がないけど作れるのか知りたい人
💡フリーランス・副業としてポートフォリオを作る効果を知りたい人
1つでも当てはまるなら、ぜひ最後まで読んでくださいね!
フリーランス・副業にポートフォリオが必要な理由
フリーランスや副業で仕事をする際、クライアントから信頼を得ることが非常に重要。信頼を築くための有力なツールの一つが「ポートフォリオ」です。ポートフォリオは、自分がどのようなスキルを持ち、どんな成果を出してきたのかを具体的に示すものです。これを通じて、自分がどんな仕事をしたのかを視覚的に分かりやすく伝えられるため、クライアントに「この人なら安心して任せられる」と思わせることができます。
フリーランスや副業では、仕事を得るために自分の実力を効果的にアピールできるポートフォリオが必要です。ポートフォリオを活用することで、クライアントが求めるスキルや実績を的確に伝えられるため、他の候補者との差別化が図れます。
フリーランス・副業だけではなく、転職にも大切なポートフォリオ。私もWeb業界に転職する際には、ポートフォリオを作成しました。そして、今でも新規クライアントにポートフォリオを提示し、今までのプロジェクトや成果物などの実績を伝え、信頼感を得ています。
今回は、私の実体験も含めて、ポートフォリオの作り方やポイントを解説します。
未経験でも作れる!ポートフォリオの基本
ポートフォリオの目的
ポートフォリオとは、自分のスキルや実績をまとめた作品集のこと。主にフリーランスや副業をしている人、転職をしたい人がクライアントに自分をアピールするために使います。ポートフォリオに載せる内容は、これまでに行った仕事やプロジェクトの成果物、スキル、クライアントからのフィードバックなどです。未経験の場合でも、これまでに学んだことや自己学習で作成したものを集めることで、立派なポートフォリオを作成することができます。
ポートフォリオに載せるべき項目
ポートフォリオには、自分の強みやスキルがしっかり伝わるように、以下の項目を整理して載せるのが理想的です。
① 自己紹介・プロフィール
ポートフォリオの最初には、自分の基本情報を記載しましょう。
- 名前
- 職業・専門分野(例:Webデザイナー、ライター、イラストレーター など)
- スキルや得意分野(使用ソフトやプログラミング言語など)
- 経歴や実績(フリーランス歴、これまでの職歴など)
- 趣味・興味関心(人柄が伝わる内容もあると好印象)
- 資格(自分が持っているものは何でもOK!)
特に未経験の方は、「なぜこの分野で活動しようと思ったのか」や「どんな学習をしているのか」を書くことで、熱意を伝えることができます。
また、「資格」に関しては、自分の職種に関係ないものは書かない方がいい、という意見もありますが、持っている資格はすべてアピールしてもよい!と私は思います。実際に、転職活動中に、Webには関係がない資格をたくさん書いたところ、勉強好きなんだな、とか、幅広く興味関心を持てる人なんだな、というように、食いついてくれる会社もあり、内定をいただいた経験もあります。
また、Webデザイナー、ライターなど、幅広いジャンルを取り扱うこともあり、その知見があることをアピールすると仕事につながることもあります。
② 作品・実績(ポートフォリオのメインパート)
自分のスキルを証明するために、過去の実績や制作物を掲載しましょう。
- Webデザイナー:過去に作ったWebサイトのスクリーンショットやURL
- ライター:実際に公開された記事のURLやサンプル記事
- イラストレーター:代表作や企業案件の実績
未経験の方は、架空の案件(自主制作)でもOKです。
ポイントは「どんな課題に対して、どのように工夫したのか」を説明すること。
単に作品を並べるだけでなく、制作の意図や使用技術を記載すると、より魅力的なポートフォリオになります。
また、各工程の工数も記載しましょう!それによって、クライアントによる納期、作業スピードの目安にもなります。一部のみ担当した場合は、○○の部分を担当、というように自分の担当も記載しましょう。
③ サービス内容・依頼の流れ
ポートフォリオを見た人が「この人に依頼したい」と思ったとき、どのように仕事を依頼できるのかを明確にしておきましょう。
【記載例】
- 提供できるサービスの内容(デザイン・ライティング・コンサルティングなど)
- 対応可能な納期・料金の目安
- 制作の流れ(ヒアリング→提案→納品 など)
- 連絡手段(メール・SNS・問い合わせフォームなど)
特にクライアントワークを考えている場合は、「どういう仕事を受け付けているのか」を具体的に書くことが重要です。
④ 連絡先・SNSリンク
ポートフォリオを見て「仕事をお願いしたい」と思ってもらえても、連絡手段が分からないと機会を逃してしまいます。
【記載例】
- メールアドレス(仕事用のものを用意すると良い)
- 公式サイトやブログのURL
- SNSのリンク(X(旧Twitter)、Instagram、LinkedInなど)
SNSを公開する場合は、仕事に関連した情報を発信しているアカウントにしましょう。
⑤ 未経験者が実績がない場合は「学習過程」や「自主制作」を載せる
未経験の人は「実績がないからポートフォリオを作れない」と思いがちですが、学習過程や自主制作物を載せることで、スキルや成長の証明になります。
【例】
- 学習中に作ったデザインやライティングのサンプル
- オンライン講座や資格取得の証明
- ブログ運営や自主制作の成果物
「この分野で頑張っている」「成長し続けている」という姿勢を伝えることで、クライアントの信頼を得やすくなります。
私も、全くの未経験から始めました。
架空のWebサイトを自分で考えて作ったり、模写をして作ったものも載せました。
ビジネス向けのサイト、個人向けのサイトなど、様々なバリエーションを作り、幅広いスキルがあることをアピールしました。
ポートフォリオに載せない方がいい項目
ポートフォリオに不要な情報や、掲載すると逆効果になってしまう項目もあります。次のような内容は避けた方がよいでしょう。
① クライアントから掲載許可を得ていない実績
過去に関わったプロジェクトであっても、クライアントの許可なく作品や成果物を掲載するのは避けましょう。特に企業の機密情報や未公開のデザインを勝手に掲載すると、信用問題になりかねません。
→ 掲載許可を得るか、許可が難しい場合は概要だけ説明するのがベター
まずは実績を増やすために、クラウドソーシングなどで作らせてもらうことも多いと思います。
そのときは、ポートフォリオに載せてもいいですか?と最初に許可を得ておきましょう。
モニター価格、としてポートフォリオに載せる代わりに割引をする、という方法もあります。
② 仕事に関係のない情報
ポートフォリオは、仕事のスキルを証明するためのものなので、以下のような私的な情報は不要です。
【載せない方がいい情報】
- プライベートな日常写真
- 関係のない趣味(仕事と関連があればOK)
- あまりにも個人的な経歴(中学時代の部活など)
③ クオリティの低い作品
ポートフォリオに掲載する作品は「クオリティの高いものを厳選」するのが鉄則です。
- 数を増やすために、未完成の作品や雑なものを載せるのは逆効果
- 見せる作品は少なくても、完成度が高いものを選ぶ方が印象が良い
もし過去の作品が古いと感じる場合は、リメイクしてブラッシュアップすると良いでしょう。
未経験者の場合は、あまり気にしなくても大丈夫ですが、1度作ったら終わりではなく、常にブラッシュアップをしていく姿勢が大事です。
④ 批判的な内容やネガティブな発言
ポートフォリオは、あなたの「仕事の顔」となるものです。
クライアントや過去のプロジェクトに対する批判的な発言や、ネガティブな内容は印象を悪くします。
【例】
- 「この仕事は納期が短すぎて大変だった」
- 「クライアントが無理な要求をしてきた」
こうしたコメントは避け、プロフェッショナルな姿勢を保つことが大切です。
クライアントのニーズを満たすために工夫した点や、納期を必ず守った、など前向きな点をアピールしましょう。
仕事を得られる魅力的なポートフォリオにするポイント
自分をブランディングする
自分にキャッチフレーズをつけ、ブラディングをすることで、クライアントの印象に残りやすくなります。「自分に頼むメリット」をアピールすことが大切です。
例えば
デザイナー: 「SEOを意識したWebデザインで、集客につながるサイトを作ります」
ライター: 「読みやすさとSEOを両立した記事を提供し、サイトの流入を増やします」
翻訳者: 「単なる直訳ではなく、文化背景を考慮した自然な翻訳を提供します」
このように、印象に残りやすいキャッチフレーズ・ブランディングをしてみましょう。
自分には何のスキルもない…と思っても、今までの経験から1つはアピールポイントがあるはずです!
見やすく、分かりやすいデザインを心がける
ポートフォリオのデザインがごちゃごちゃしていると、せっかくの作品が伝わりにくくなります。シンプルで分かりやすいレイアウトを意識し、作品ごとに統一感を持たせましょう。また、フォントや配色も読みやすさを意識して選ぶと好印象です。自分のイメージカラーを出すのもよいかもしれません。
クライアント目線を意識する
ポートフォリオは自己満足のためではなく、クライアントに「この人にお願いしたい」と思ってもらうことが目的です。ターゲットとなるクライアントが何を求めているのかを意識し、適切な作品を掲載しましょう。例えば、企業向けの仕事をしたいなら、ビジネスシーンで使えるデザインを入れると効果的です。
自分が欲しい仕事から逆算して作るのも有効です。
ポートフォリオは紙・Webサイトのどちらが良いか
業種や目的に応じて選ぶのがベスト!
例えば、デザイナーやエンジニアのようにオンラインで仕事を探すことが多い職種であれば、Webポートフォリオの方が圧倒的に有利です。一方で、対面での営業活動や紙の資料を求められる業界(イラストレーター、フォトグラファー、建築系など)では、紙のポートフォリオも有効でしょう。
ちなみに、私は転職活動の時は両方作成しました。面接のときは、紙のポートフォリオを持っていき、そこにWebサイトのポートフォリオのQRコードやURLも記載しておき、面接時に先方がPCを持っていたらアクセスしてもらう、として両方活用しました。
ただ、現在フリーランスとして働いている今では、ほとんどWebサイトのポートフォリオを使っています。更新もしやすいですし、自分のホームページとして活用ができるので、Webサイトは必ず持っておくのがおすすめです。
紙のポートフォリオの特徴
メリット
- 面接や商談の場で直接見せやすく、相手に手渡せる
- デザインやレイアウトを自由に調整でき、印象に残りやすい
- インターネット環境がなくても確認できる
デメリット
- 更新が面倒で、都度印刷し直す必要がある
- 送付や持ち運びに手間がかかる
- 動画やアニメーションなどのコンテンツを掲載できない
Webサイトのポートフォリオの特徴
メリット
- URLを送るだけで簡単に共有でき、クライアントが好きなタイミングで確認可能
- いつでも最新の情報に更新できる
- SEO対策を施せば、検索から仕事の依頼をもらえる可能性がある
- 動画やインタラクティブなコンテンツを掲載できる
デメリット
- サーバー代やドメイン代など、運用コストがかかる場合がある
- Web制作の知識が必要になることがある
- ネット環境がないと閲覧できない
- 動的なサイト・動画などをアピールしにくい
ポートフォリオサイトは無料か有料どちらがおすすめ?
ポートフォリオサイトを作る際、できれば無料で作りたい、という人も多いですよね。
無料と有料のそれぞれのメリット・デメリットと、有料の場合の費用感についてお伝えします。
結論から言うと、無料で作ると、わかる人にはわかります。有料のサーバーやドメインで自分らしいサイトを作り上げることで、プロフェッショナルな印象を与えることができるので、本気で稼ぎたい、と考えている人には、有料で作るのがおすすめです。
無料でポートフォリオサイトを作るメリット・デメリット
無料でポートフォリオサイトを作るのにおすすめな人はこんな人
- 費用をかけずにポートフォリオを作りたい人
- まずは簡単に作ってみて試したい人
- 副業を始めたばかりで本格的なサイトが不要な人
無料で作るメリット
・コストがかからない
→ 初期費用・維持費がゼロなので、副業を始めたばかりの人や、試しに作ってみたい人に最適。
・ 初心者でも簡単に作れる
→ Notion、Wix、Canva、ペライチ などの無料ツールを使えば、プログラミングの知識がなくても作成可能。
・ すぐに公開できる
→ 登録してテンプレートを選ぶだけで、短時間で公開できるものが多い。
無料で作るデメリット
・独自ドメインが使えない
→ 例:「yourname.wixsite.com/portfolio」など、サービス名が入るため、プロフェッショナルな印象が弱くなる。
・デザインの自由度が低い
→ テンプレートのカスタマイズが制限されており、オリジナリティを出しにくい。
・広告が表示されることがある
→ 無料プランでは運営元の広告が表示される場合があり、プロらしさを損なう可能性がある。
・サービス元が無料プランを廃止した場合に、自分のサイトも消えてしまう
→最近は無料サーバー・ドメインがサービス停止する傾向があります。例えば、スターフリーサーバー、シンフリーサーバーは、無料でドメイン・サーバーが作れていましたが、2025年に入り、中止するところが増えています。
有料でポートフォリオサイトを作る場合のメリット・デメリット
有料でポートフォリオサイトを作るのに、おすすめな人はこんな人
- フリーランスとして本格的に仕事を獲得したい人
- デザインにこだわり、ブランディングを強化したい人
- SEOやマーケティングを意識し、ポートフォリオサイトを活用したい人
有料で作るメリット
・独自ドメインが使える
→ 「yourname.com」などのオリジナルURL を取得でき、信頼性がアップ。
・デザインの自由度が高い
→ WordPress(有料プラン)やSTUDIOなどを使えば、自分好みにカスタマイズ可能。
・SEO対策がしやすい
→ 検索エンジン最適化(SEO)が強化でき、集客効果が期待できる。
・広告が表示されない
→ 無料プランと違い、運営元の広告が入らないため、プロフェッショナルな印象を与えられる。
・容量や機能が充実
→ 高画質の画像や動画をアップロードでき、ページ数の制限も少ない。
有料で作るデメリット
・費用がかかる
→ ドメイン・サーバー代などが発生するため、年間で数千円〜数万円のコストが必要。
・作成・管理の手間がかかる
→ 自分でデザインを考えたり、定期的な更新が必要。
・アクセス解析や集客を意識する必要がある
→ せっかく作っても、適切な運用をしないと人に見てもらえない可能性がある。
有料の場合の費用感
有料でポートフォリオサイトを作る場合、主に 「サーバー代」「ドメイン代」「サイト作成ツールの費用」 がかかります。
費用項目 | 相場(年間) | 説明 |
---|---|---|
独自ドメイン取得 | 1,000円〜3,000円 | 「yourname.com」などのオリジナルURLを取得 |
レンタルサーバー | 6,000円〜15,000円 | WordPressを使うなら必要。ConoHa WING、Xserverなど |
WordPressテーマ(有料) | 10,000円〜20,000円(買い切り) | 有料テーマを使うとデザインの自由度が上がる |
STUDIO / Squarespace | 月額2,000円〜4,000円 | コード不要でデザイン性の高いサイトを作成可能 |
Web制作依頼 | 50,000円〜300,000円 | 自分で作らず、デザイナーに依頼する場合 |
自作する場合は、合計:年間 約10,000円〜20,000円程度で済みます。
もちろん確定申告をする際に、サーバーやドメイン代は経費として計上できます!
私は、Xserverの有料を契約していますが、キャンペーンで契約時にドメイン永年無料というプランを申し込んでいるため、現在は、ドメイン代はかからず、サーバー代のみで運営しています◎
サーバーを契約して、Wordpress、テーマを導入すれば、カスタマイズは簡単にできますが、ちょっとハードルが高い…という人には、StudioやWixなどのノーコードツールもおすすめ。ただ、ノーコードツールの場合は、ドメイン代が別にかかる+月額利用料がかかる場合が多いです。
ポートフォリオサイトに必要なおすすめのサーバー・ドメイン
ConoHa WING
💡 おすすめポイント
国内最速クラスのサーバーで、サイトの表示速度が爆速!
独自ドメインが永久無料(他社にはない特典)
初心者でも簡単にWordPressが開設できる「WINGパック」あり
料金:月額 687円〜(長期契約でさらに割引!)
💬 こんな人におすすめ!
・アフィリエイトで稼ぎたい人
・サイト表示速度を重視したい人
・無料で独自ドメインを取得したい人
エックスサーバー(Xserver)
💡 おすすめポイント
・高速&安定の定番サーバー(運用実績 No.1)
・自動バックアップ機能付きで、データ消失のリスクなし
・料金:月額 990円〜(初期費用無料!)
💬 こんな人におすすめ!
・実績のある安定したサーバーを使いたい人
・サーバー移転も視野に入れている人
まとめ:ポートフォリオは仕事ゲットのために重要!
未経験・初心者・副業・フリーランス・転職活動中の人すべてに大切なポートフォリオ。
特に実績がない人ほど、自分のアピールのためにはポートフォリオを作ることをお勧めします!
私も、未経験から始めて実績がない中で作り始めましたが、無料で作らせてもらったり、練習でつくったものを載せて、転職活動に成功しました。ポートフォリオを作ることは、自分と向き合うことでもあります。
ハードルが高い場合は、まずは無料のものでもOK!まずは手を動かすことから始めましょう!
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