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HSPフリーランスが無理な要求に悩んだ時の対処法とフリーランス新法を解説

HSPフリーランス
この記事の信頼性

HSPフリーランスが英語×WEBで叶えるノマドライフ
HSP気質で人間関係が疲れちゃう…。このまま消耗してていいのかな…。自分らしい生き方をしたい、と思って、正社員から少しずつフリーランスへシフト。現在は、英語を活かしたフリーランスを中心に、旅行に行きながらでも仕事ができる軸を整え、マイペースに邁進中!

よりよく生きるために取った資格
・TOEIC875
・ファイナンシャルプランナー2級
・認定心理士

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この記事はこんな人におすすめ!
💡HSP気質で断るのが苦手な人
💡クライアントとの関係に悩みやすい人
💡フリーランス新法についてざっくり知りたい人

1つでも当てはまるなら、ぜひ最後まで読んでくださいね!

HSPフリーランスが直面しやすいクライアント関係の悩み

私は会社員からフリーランスに転向してから、人間関係の悩みはかなり減りました。
それでも、クライアント、業務委託先との人間関係にいまだに悩むことも…。

HSPフリーランスの多くが、クライアントとのやり取りで疲れを感じやすいです。
よくある悩みはこんな感じ。

  • クライアントからの無理な要求・過度な要求に振り回されるが断れない
  • 修正対応が多すぎて時給換算したら最低賃金以下になる
  • クライアントからの指摘に落ち込む
  • 無理な納期を言ってくる取引先がある
  • クライアントが時間やスケジュールにルーズである
  • 報酬未払い・契約違反などのトラブルをうまく言い出せない
  • 一度受けた仕事を断れずに抱え込みやすい

HSPフリーランスが無理な要求に悩まないための対処法

あらかじめ修正回数を提示しておく

クライアントの中には、工数を理解しておらず、「これぐらいの修正ならすぐやってくれるだろう」と考えて次から次へと修正依頼を出してくるクライアントもいます。

その対策として、「修正は2往復まで。それ以降は1か所○○円」など、あらかじめ修正回数などを提示しておくことが大切。言った・言わないになってしまうので、必ず文章や料金表など、証拠が残るもので提示をしましょう。

納期の目安を提示しておく

上記でも解説した通り、クライアントは納期の目安も分からず提示してくることが多いです。それが受注側には無理難題、無理な納期だとしても、クライアントはわかっていない、ということがとても多いです。
まずは、Web関係に関して素人である、と考えてください。
そのため、ヒアリング〇日、デザインと修正対応〇週間、コーディングと修正対応〇週間、など大体の目安を提示しておくのがおすすめです。
その際、クライアントから素材がもらえないことで納期が延びてしまうこともよくある問題です。素材をご用意していただければ、これぐらいの納期です。というように、クライアント側の協力が必要なことも伝えておきましょう。

クライアントのニーズを明確にする

フリーランスとしてクライアントをやりとりする際は、自分自身が作業者でもあり、窓口でもあります。そのメリットとして、直接クライアントとやりとりができるので、相手のニーズをつかみやすい、というところがあります。ただ、1番難しい部分でもあります。

最初のヒアリングが曖昧になってしまうと、相手のニーズを満たせないことから修正が増え、自分の作業時間も増えてしまう、という悪循環になってしまいます。実は、作業そのものよりも、まずはヒアリングが1番大切です!クライアントが「こんな感じがいいな」というイメージを具現化してあげるのがヒアリングのポイントです。例えば、新しいWebサイトを作りたい。という場合は、クライアントのイメージに近い参考サイトを提示してもらう、などイメージのすり合わせを行いましょう。

クライアントとの相性をあらかじめチェックする

やはりお互い人間ですから、相性はあります。
HSPさんは特に相手の感情を気にしやすいので、合う・合わないはとても大事になります。
以下のポイントでチェックしてみるとよいかもしれません。

  • クラウドソーシングであれば、過去のやりとりを確認してトラブルの履歴を知る
  • 最初のやりとりから、丁寧な言葉遣いや誠実な対応をしてくれるか確認する
  • 指示が明確か確認する
  • 直感を大切にする

私は最初の直感で、少し危ないかな?と思ったけれど、仕事を受けたことがありますが、その直感は当たっていて、高圧的な態度であったり、無茶な要求をしてくるクライアントにあたってしまったこともあります。納品前日の夜に修正依頼をしてきて、納品日に間に合わせてほしい、など無理な納期もありました。
結構苦しい時期でしたが、その経験も活かそうと思えるようになりました。

HSPさん向けの断り方【例文付き】

HSPさんは人の顔色を気にしてしまうことが多く、断るのが苦手、という人も多いです。私もその一人です。ただ、フリーランスとして個人で働くと、自分自身が対外的に断らなければいけないため、ストレスと感じる人が多いです。ただ、身体も心も1つしかないですから、無理は禁物。
このトピックでは、HSPさん向けの断り方とポイントを解説します。

断り方の基本構成

感謝の気持ちを伝える(「お声がけありがとうございます!」)
理由を簡潔に伝える(「スケジュールの都合で難しいです」)
代替案を提示する(できる範囲で)(「○○なら対応できます」)
必要以上に言い訳をしない(詳細に説明しすぎると、交渉される可能性あり)

まずは、声かけしていただいたことへの感謝を伝えましょう。
それから、スケジュールの都合・自分の専門外である、など理由を簡潔に伝えましょう。あまりここで詳細に伝えると、交渉されてしまうことが多いので(経験済)、そこはざっくりとで大丈夫です。
もし、絶対にこのクライアントは合わないから難しい、という場合はきっぱり断ってしまっても大丈夫ですが、スケジュールの都合上であったりする場合は、○○日までなら可能です、というように代替案を伝えるのも前向きな姿勢が示すことができます。

シチュエーション別テンプレート

① スケジュールが合わない場合

💬 テンプレート

「お声がけいただきありがとうございます。大変申し訳ありませんが、現在スケジュールが埋まっており、ご希望の納期での対応が難しい状況です。また機会がありましたら、ぜひよろしくお願いいたします。」

📝 ポイント

  • 「申し訳ありません」よりも「スケジュールの都合で難しい」と伝えると、角が立ちにくい
  • 「また機会がありましたら」と未来の関係を意識した言い方に

② 報酬が低すぎる場合

💬 テンプレート

「お仕事のご相談、ありがとうございます。大変恐縮ですが、こちらの内容ですと、私の通常の報酬設定と大きく差があるため、お引き受けが難しいです。もしご予算の調整が可能でしたら、ご相談させていただければと思います。」

📝 ポイント

  • 「あなたの報酬が安い」とは言わず、「私の基準に合わない」と伝えることで、感情的にならずに断れる
  • 交渉の余地がある場合は、「調整が可能なら」と添えて柔らかく

③ 仕事の内容が合わない(不得意な案件)

💬 テンプレート

「ご依頼いただきありがとうございます。今回の内容について検討させていただきましたが、私の専門外の分野となるため、十分なクオリティのお約束ができません。大変申し訳ありませんが、今回はお引き受けを見送らせていただけますと幸いです。」

📝 ポイント

  • 「できない」「無理」ではなく「十分なクオリティを提供できない」と伝えることで、プロとしての誠実さを強調
  • 謝罪の言葉は最低限にする(HSPさんは必要以上に謝りがちなので注意!)

④ クライアントと相性が合わない(過去にトラブルがあった場合など)

💬 テンプレート

「お仕事のご相談をいただきありがとうございます。大変恐縮ですが、現在の業務方針と今回の案件が合わず、今回の案件はお引き受けが難しく、申し訳ございません。貴社の発展を心よりお祈りしております。」

📝 ポイント

  • 「業務方針と合わない」と伝えると、個人的な感情を出さずに済む
  • 「お祈りしております」と締めくくることで、冷たい印象を回避

⑤ 一度断ったのに、しつこく依頼される場合

💬 テンプレート

「再度お声がけいただきありがとうございます。ただ、大変申し訳ありませんが、現状のスケジュール・業務方針を考慮し、今回のお仕事はお引き受けができません。今後もお力になれる機会がございましたら、どうぞよろしくお願いいたします。」

📝 ポイント

  • 「前回もお伝えしましたが」と言うと角が立つので注意!
  • 「今後もお力になれる機会があれば」と未来を意識した締め方に

トラブル回避のためのフリーランス新法を知っておこう

フリーランスとして働く中で、報酬の未払いや無理な要求などのトラブルの対策として、 2023年に「フリーランス新法(フリーランス・事業者間取引適正化法)」が制定されました。これにより、フリーランスが安心して働ける仕組みが整えられています。ここでは簡単にフリーランス新法の概要を説明します。

契約内容の明示が義務化
口約束ではなく、仕事内容や報酬、納期などを契約書やメールで明確にする必要があります。

報酬の支払い期限が明確に
納品後60日以内に支払うルールができ、不当な未払いが減ります。

ハラスメント防止の義務化
無理なスケジュールや理不尽な要求を強要することが規制されます。

フリーランスとして働く上で、契約書を必ず確認すること、支払い期限を意識すること、トラブルがあれば公的機関に頼るのも◎です。

フリーランスにとっての契約書のポイント

  • 業務範囲を明確にする(追加対応の基準を決める)
  • 報酬と支払い期日を明記する(未払いを防ぐ)
  • 納期と修正回数を明確にする(無限修正を避ける)

クラウドソーシングの「契約書テンプレート」を活用したり、自分自身で簡単な合意書を作成するのも有効です!

電子契約サービスを活用するのもおすすめ!クラウドサイン、freeeサイン、GMOサインなど、オンライン上で簡単に契約を交わせるサービスの利用も検討してみてください。

まとめ:HSPでも無理なくフリーランスを続けるために

私はHSP気質が強いフリーランスで、クライアントとのやりとりには気を遣うことも多いです。
中でも、無理な要求をしてくるクライアントとやり取りをしなければいけないときは、相談できる人も少ないので、円形脱毛になるほど悩みました。それでも、今ではワンクッションを置いて対応したり、あらかじめテンプレを作っておいて対応するなど、工夫しています。もともとHSPさんは断るのが苦手、というのもありますが、特にフリーランスという立場では、断ったら仕事がなくなってしまう、というプレッシャーもありますよね。でも、あなたの身体と心は、1つしかありません!思い悩んでしまうよりは、新しいクライアントを探す方がはるかに健康的です。人間関係は合う・合わないがあるので、うまくいかなくても落ち込まなくて大丈夫ですよ◎
ゆったりと無理なくフリーランスを続けてきましょう!


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